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がたがたのガラクタを敷き詰めて、しがない人形を踏みつぶす。夕暮れに待った影は途切れて花びらの中に。
桜が見えるんだ。ここにはもうない木だけれど。ごろごろしているね。時間も崩れ、足も崩れた。未だに放った
犬は鳴く。手を重ねた時のがらがらな喉に絡まれた傷跡を流し込んだ血に。隙間を飛び超え血を超えて噛み切
ろうとした首だって。だからこその痛みだったのに。夕暮れが熱く、月が咲く。連弾を思い浮かべては涙を跳ねさ
せ、地に落ちる。だん。だん。だん。それでも諦めることは出来なかった。爪が伸び、裂かれる時が。雷のような
帯をまいて首にまいて。その光をみた。だからってなにも変わることはなく、変わりゆくわけで。
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