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久しぶりに絵具ひっぱりだして、
ドリッピングで絵を描いた。
300作品ぐらいあるので、
更新するのは時間かかりますが、
のんびり更新を待っていただけると幸いです。
いつまでも心の中が騒いでいる。さぁ、始めようか。上と下。右と左。もったいない。もったいない。
世界はたったこれだけで説明しようなんざ。ねぇですぜ?もう一回周りを見てもらって下さいな。目
に願いそして、運良く開いた視界の成れの果て。長い髪を携えてまずは一筆。流れるように、しみ
じみじくじくと染まる黒い目玉のすみ。筆をへし折れば溢れ出すもの。指に流れていく。もうこのま
ま?それをすくいとるように歯車を組み直していく。カシャンカシャンと。永く長く壊して再生巻き戻し。
いつしか根っこが分からない。すべらせたものを見る。長い紙は帯のように翻る。そうだ、いつのま
にか起きていた。早く眠らなければと目を閉じる。頭の中の月と日が道になりさかさまになり半分に
なり重なり裂けて、ひっつく。おいおいどうして。ありえない?ちがう。ありえるんだよ。帯はいつしか
足を巻く。歩けるか?歩けるか?歩けないというのなら走ってみせろ。さぁさぁさぁ。大きい口の中の歯
をとばして噛み砕く。あれは美味い、あれは不味い。森の中の息吹。風を感じて泣くのです。高い高
いところから。絶景であり、絶景。この中が見えますか?半分にわったときの断面図。あぁ、あぁ。い
つしかやって来るのです。いつしかやって来るのです。さぁ、抜きなさい。それを。鉛筆を握って色を
塗る。ぬる。まだまだゴールが見えなくて、痛さにもだえる。仕方がないじゃないか。騒いでいる血液
が沸騰して泡を産む。粉砕されたしぶきが舞う。見えるようで人知れず。もうすぐ何かが見えるはず
なんだ。目を細めながらうめく。お金を入れた貯金箱。そう大切にするからこの飾り。髪につけたら
似合います。立春のころ言いました。ないだ木のそばで。はりつめた根を与え、はりつめた根をやわ
らげ。言いたいことがあればいい。間違いさがしスタート。わからない。だって。両方絵が違うんだも
の。これじく両方正しいか不正しいのかわからない。それでいいのです。正解です。正解です。あな
たは与えましょう。さぁ、どうぞ。そして眠っていたことを知り、目を開ける。そこの目に映るのは正し
いですか?まだタイムアップとは言ってないでしょう?ぐちゃりと曲がったバス停を待つ。水かきわけて
泳ぐバスに乗り、ながめた海は黒い。空は青い。塩水を飲み込んで。全てを飲み込んで腹を満たす。
全て、どこまでが全て?いつかいつかわかります。そのコトバに重ねて眠る。海の中に月が見える。
そばによる。「ありがとう」とうしてここは。心地よい?そうか?本当に?そもそも、どうして見上げている?
正論がはびこる。人間の数だけはびこる。路地裏を歩くその靴の裏に
びっしりと張り付く。今降る雨にも吸い付く。肩が重い。重い。重い。正
論ははびこる。だが決して真実ではない。靴も服も洗えば綺麗になる。
不完全。そう不完全なんだ。雨は決していつまでも対象を濡れたまま
に出来ない。太陽がそれを妨げる。不完全。不完全。自然も結局、自
分と同じなんだ。ただ大きさが違うだけで。同じ不完全なんだ。けれど
雨は太陽を憎まない。太陽は雨の邪魔をしない。見上げても曇り空だ。
だが人間は。いや今自分が知る範囲の人間は違う。不完全なものが
集まっても完全になる保障はどこにだってない。どこにだってないんだ。
けれどそのボックスの中を歩く人たちは、完全を血眼になって探してる。
受け止めれば楽なのに。自分は今傘を持っていない。濡れることで雨と
踏むことで靴を対話してるんだ。いつまでたっても不完全な自分。完全
とはなんだろう。雨に濡れないことか?靴に傷をつけないことか?
雨に濡れ、路地裏を歩く自分を笑う。冷たい建物のほうが心地がいい。
歩くスピードはそのままに。顔の一滴の雫に微笑む。指で掬ってやる。
不完全と言いながら、他人の誤りに気が付くと。突然「完全」になりその
口はゆるく月になる。喫茶店に入る。それなりにぱたぱたと雫と別れ。
注文してから、頬杖をついて外を眺める。さまざまな人。さまざまな傘。
いいじゃないか。それで。さまざまでいいじゃないか。同じ色の傘が歩く
道なんてつまらない。今流れている音楽、結構自分好みかもしれない。
虚勢を張るぐらいなら、受け止めてあげればいい。傘の雫を、靴の感
触をなるべく覚えていればいい。自分の強さも弱さも分からなければ、
前にも進めなければ、後ろにだって逃げられない。
「お待たせしました」
カップを口に運ぶ。甘い。ブラック頼んだはずなんだけど。
そう、これでいいじゃないか。ブラックを頼んだのに出てきたのはほんの
り甘い珈琲。なんだか面白いじゃないか。なんだが笑いたくなって、少し
上を見上げて文庫本を取り出すと、いつものように文字に目をすべらせた。
ございましたらご連絡ください。